緒方耕一さんの清宮幸太郎(早実時代)評
清宮幸太郎が一軍で一進一退の日々を送っている。
その様子をテレビで観ていたら、彼の高校最後の夏を思い出したた。
清宮の最後の夏は甲子園に手が届かない結果に終わった。
ただ、打者としての資質はやはり飛び抜けていた印象だった。パワーもさることながら相手が「ここは大丈夫だろう」と思ったはずの、外角の厳しいコースを単打ではなく長打にしてしまう点は恐ろしかった。投手力の弱いチームが勝つには、ホント、松井秀喜の5敬遠みたいな策を検討しなければいけないレベルだったと思う。
そんなわけで、当時、各メディアにも多くの清宮評が掲載されていたが、印象に残ったのが2017年7月22日の日刊スポーツで緒方耕一さんが語っていた清宮の「空振りする技術」について。
緒方さんによると、清宮は追い込まれていないカウントでは、打ちにいって狙い球ではなかった場合、当てにいかず、わざとそのまま空振りしているように見えるそうである。当てにいって凡打になるより空振りして打ち直した方がいい、としているわけだ。
なんでも松井秀喜や高橋由伸も現役時代に駆使していた技術なんだとか。へ〜。
しかし、見方次第では、単にタイミングが全く合っていなかったり、ボールをよく見ていないだけのスイングにも映りそうで、第三者からすると見分けが難しい話だなあ(笑)。
そのへんは「プロ経験者ならではの目」が発揮されているのかもしれないな、と思うと同時に、戦評と取材の関係についても考えさせられた記事でした。
どうでもいい話としては、その後、将来の収入源として庭師の可能性についても考えました。
本当にどうでもいい。