千葉ロッテとダイナミックプライシングと和田康士朗と

昨日、ZOZOマリンスタジアムへ行った。
マリーンズVSイーグルス
10月末のナイターはどこか日本シリーズ感がする。
ところで現在は一部球団がチケットにダイナミックプライシング(変動料金制)を導入しているが、千葉ロッテもその一つ。
この試合のチケットはCS争い中ということもあってか、僕の購入時でまあまあの値段だった。一番安いビジター外野席や内野2階席が3700円前後。今日、僕が座っている内野指定A席が4900円である(写真の席)。
AIがプライスを決めているというけど、金曜日の夜、CS争い中、晴れ予報といった要素も盛り込まれているのでしょうね。
人気が出るのはいいことだが、でも、なんか、やっぱちょっと高いなーと感じちゃうなあ。当然なから時期によってはお得なプライスになる試合もあるわけだから難しいところなんですけどね。
ちなみに僕は1人観戦だけど、家族4人でこの席の場合、チケットだけで約2万円。交通費に飲食代を加えれば出費は3万円くらいか。レジャーとしては、それなりの値段。
だからこそいろいろ優遇制度があるファンクラブに入ってリピーターになる、なってもらうのがファンにとっても球団にとってもよい方向になるんでしょうけどね。新規客の取り込みは10年、20年先を見た取り組みを始めている球団もあることだし。
ただ、全体的に見ればMLBもそうだが、プロ野球のスタジアム観戦は昔ほど気軽なレジャーではなくなりつつあるのかな。いや、物価や市況を考えれば日本の方がより「高級度」は強いともいえるのか……んーでも、実質的な貧富格差を考えればまだどっちもどっちかな? ともあれ選手たちにはどの試合にも1年に1回の生観戦、みたいなファミリー客もいるからもしれないから(それこそ遠方からのお客さんとか)全力を尽くしてほしいものですね。
 
それにしても客が少ない東京ドームの日本ハムVSロッテ戦を、会社帰りにフラッと立ち寄って観戦、なんて描写は過去の話になっていくのかしら。まあ、どの球団も動員力がアップしているのは喜ばしいことだから基本的には良いことだと思ってはいるんですけどね。
しかしながら、そんなプロ野球に比べて高校野球はあれだけの人気なのに入場券は大人1人500円くらい。子どもは無料で観戦できたりするわけだから大衆性が高いといえるのだろうなあ。とはいえ、もし高校野球がビジネス方面へ大きく舵を切れば(人口減少がスーパー加速していく今後、将来的になくはない気がしている)、こちらも今ほど「気軽に」とはいかなくなるのかもしれないけど(夏の甲子園に関しては違う意味で「気軽に」とは言えなくなりつつあるね、既に)
なんて、試合前にいろいろ考えていたのだけど(早く着いたから)、結局おれなんかは、たとえば和田康士朗が疾風のようなスピードでフライをキャッチしてくれたりしたら、4900円くらい気にならなくなっちゃうタイプではあるんですけどね。

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